最初のデートはカフェで…。そんなニューヨーカーが増えている。気軽に行けて「収穫が多い」のがその理由。ニューヨークポストが17日、ニューヨーク市内のホットな人気デートスポットを紹介した。

「ディナーは最初のデートには重荷」と話すのはジョン・ブレットさん(26)。「カフェだったら気軽で、次のステップへの踏み台になる」と続ける。「気が合えば何時間も一緒にいられる。合わなければ30分未満で切り上げられる」とシャルロット・クレイグさん(27)。カフェなら(お酒を飲まないので)すっきりした頭で相手を的確に判断できる。帰り際に食器を返すか返さないかなど、マナーのチェックもできるなど、利点がある。
初デートにおすすめなのはユニオンスクエアの Ariston Flowers & Cafe(78 5th Ave.)。満開の花とコーヒーの香りに包まれて、ロマンチック。帰り際に併設のフラワーショップで花束を買って、プレゼントすればパーフェクト。ソーホーのBibliotheque(54 Mercer St.)は本に囲まれたスペース。基本的には書店で、昼はコーヒー、夜はワインを提供する。チェルシーの Café Flor(218 8th Ave.)も夜はバーになる。モダンな内装で、花や植物に囲まれてリラックス。 Felix Roasting Companyは市内に3店舗。インテリアはそれぞれ異なる。手描きの壁画に見惚れるノマド、イタリアンマホガニーの美しさにうっとりするミッドタウン、ホワイトオークの壁に手を触れてみたくなるソーホー。いずれも高級感とノスタルジーが漂う。ローワー・ウエスト・サイドの Kaffe Landskap。木のモダンなテーブルと椅子、天井から床までの掃き出し窓はスカンジナビアにルーツを持つこの店ならでは。暗くなるとテーブルにキャンドルが灯り、気分はいやが上にも盛り上がる。
編集部のつぶやき
カフェなら調子にのって飲みすぎることもないですね。カフェといえば、昔の話になって恐縮ですが、ダコタハウスのそば、西71丁目のコロンバスアベニューを東にちょっと入ったところにCafe La Fortunaというイタリアンカフェがありました。ジョン・レノンとヨーコ・オノの行きつけの店で、レノン生前最後のポートレイトは、ここで篠山紀信が撮影。ふたりが愛用したテーブルの壁には写真が飾ってあって、ビートルズマニアの巡礼地の一つでもありました。Cafe La Fortunaで出していたケーキは、1984年創業のイーストビレッジの老舗菓子店veniero’s のもの。ジョンも食べたであろうリコッタ・チーズ・ケーキがおすすめです。(A.K.)
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