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共同通信
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ぺんてるが2023年に発売したヒット商品「MATTEHOP(マットホップ)」は絵の具のような濃く鮮やかな色を発するカラーボールペンだ。写真やマスキングテープ、お菓子の箱などでも筆跡がはっきりと映えるため若い世代が「落書き」感覚で使っている。商品企画を担当した高井晴佳(たかい・はるか)さんにヒットの秘密を聞いた。(共同通信=出井隆裕記者)
「下地を隠す力が強い上に高い発色性を備えた新開発のインクを使っています」
本体の外観は一般的なボールペンの範囲に収まるため、店頭でどう目立たせるかに心を砕いた。「『ジャケ買い』してもらいたいと思い、セット商品は業界でも珍しいお菓子の箱のような紙のパッケージにしています」
まず全14色で販売を始め、7本セット、14本セットの商品を展開。2025年2月には新色7色を追加し、21本セットは缶入りケースに。1本の価格は220円(価格は変動する場合があります)。
研究職で入社してインクなどの開発を手がけていたが、2020年に商品企画の部署に異動。マットホップをどのように売り出すかを任された。「いい技術が詰まったインクであっても、魅力が伝わらず店頭で埋没してしまうのが嫌でした」
累計出荷本数は500万本を超えた。「商品企画の部署に移って初めての商品なので『わが子』のようにかわいいです。文房具を通じて若い人たちの元気な表現を応援し、世界をハッピーにしていきたいと思っています」。高井さんは山梨県出身、34歳。



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