RELATED POST
Published by
共同通信
共同通信

成長期の子どもに合わせたサイズの軽いランドセルを―。
フットマーク(東京)の「ラクサックジュニア」シリーズは、小学生の体を考えて設計した布製ランドセルだ。2020年に発売し、販売は右肩上がりで増加している。商品開発を担当するフットマークの山田樹(やまだ・たつき)さんにヒットのヒントを聞いた。(共同通信=川村剛史記者)
身長に応じてサイズが3種類あり、希望小売価格は1万1千円(2025年2月時点)から。「教科書や水筒などを入れた重いランドセルでの通学は、小さい体には負担です。『痛学』とも言われる状態を改善する商品を目指しました」
布製で重量が一般的な革製よりも軽い0.9キログラム未満。内部には教科書などの重い荷物を背中側でひとまとめに束ねるストラップを備える。荷物を固定すれば歩行中もバランスが崩れず、長時間でもかつぎやすい。
「ストラップは登山家の助言を参考に開発し、特許を取得しました。かついで軽いと感じられる工夫を意識しました」
小学生の体形データを基に、肩ベルトと背中のパッドを立体的に設計。肩や体に密着し、揺れを軽減する。成長して窮屈になったら、大きいサイズに替えれば楽になる。
「手ごろな価格で、負担をためらわずに買い替えしやすい。そのために購入する人も多いです」
通学に30分もかかる子や、小柄な体への負担が気になる親から「楽になった」と喜ばれている。
「使いやすいランドセルで楽しく通学してほしい」と話す山田さんは、東京都出身の28歳だ。

RECOMMENDED
-
春の満月「ピンクムーン」がNYの夜空を幻想的に、 日時やおすすめ鑑賞スポットは?
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
トレジョの人気すぎるミニトートに新色、各店舗からは「買えた」「買えなかった」の声 ebayではすでに約16倍の価格で転売!?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
日本の生ドーナツ専門店「I’m donut?」がついにNY上陸、場所はタイムズスクエア オープン日はいつ?
-
北米初のユニクロ「カフェ」がNYにオープン、気になるメニューや価格は?
-
ティモシー・シャラメの「トラッシュコア」 目茶苦茶で個性的、若者を魅了
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表