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ニューヨーク市でデイケア費用が高騰する中、施設の利用が無料または割引となる、市児童福祉局(ACS)発行の低所得者向けチャイルドケアバウチャーが、消滅の危機に直面している。ニューヨークタイムズが24日、伝えた。

市監査官によると、昨年、保育施設の利用に支払われた費用は平均2万6000ドルで、2019年から43%増加。幼い子どもを持つ共働き家庭には大きな負担だ。保育費を負担できない場合、仕事を続けるか子どもと家にいるかの選択を迫られる。そんな家庭にとって命綱ともいえるバウチャーの利用者は、先月時点で6万2000人以上。この制度を継続するにはニューヨーク州からの追加資金として10億ドルが必要だが、4月1日の期限が迫るにもかかわらず、知事と州議会はまだ承認していない。
1月に発表されたホークル知事の予算案にも3月に発表された州議会の予算案にも、保育補助への追加資金は含まれていなかった。追加の資金が得られなければ、毎年更新が必要なバウチャー更新時に毎月4000〜7000人が継続できなくなる可能性があり、今後1年間に6万人以上の子育て世帯がバウチャーを失う恐れがあるという。
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