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在ニューヨーク日本国総領事館と米国日本人医師会は25日、日本クラブで、国際女性月間を記念したパネルディスカッション「Empowering Women in STEM: U.S. and Japan Perspectives」を開催。日米の専門家が一堂に会し、STEM(科学・技術・工学・数学)分野における女性のリーダー育成やキャリア形成について多角的に議論した。

パネラーは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の生物学教授でSTEM分野における女性の活躍およびリーダーシップを推進する非営利団体Epistimi創設者兼代表のアンジェリキ・ダイアナ・リゴス博士、エーザイ株式会社で、がん領域における新規薬剤候補の非臨床薬理研究を行う渡辺沙里博士。モデレーターはマウントサイナイ医科大学准教授の加納麻紀医師が担当した。女性のリーダー不足、システム思考や戦略的思考などの必須スキル、メンターネットワークの形成、家庭とキャリアの両立、さらには職場文化の変革に至るまで幅広いトピックが提示され、その中でリゴス博士は「完璧なタイミングはない。重要なのは柔軟な環境と支援体制」と提言。渡辺博士は「自ら声を上げて機会をつかむ」経験談を披露した。参加者との質疑応答では、無意識の偏見やパートナー選びなど実生活に根ざした質問が飛び交い、活発な意見交換となった。また、ネットワーキングを兼ねたレセプションでは、世代や国を超えて交流が深まり、STEM分野における女性の活躍推進に向けた前向きな機運が感じられた。
取材・写真/Eriko Nishimoto
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