2025.03.31 DAILY CONTENTS NEWS

生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金

ニューヨーク市では昨年10月から、すべての有機廃棄物を堆肥化することが義務付けられた。ただ、実際に堆肥化されているのは市内の有機ゴミの5%未満であるため、市は4月1日から、違反者に罰金を科す。ゴッサミストが28日、報じた。

道端に設置されたコンポストのためのゴミ箱、クイーンズ・ウッドサイドにて撮影(photo: 本紙)

普段生ゴミとして捨てている食品廃棄物は、コンポスト回収のために分別する必要がある。食品の他、油のついた紙皿やピザの箱、落ち葉などの庭ゴミ、髪の毛や爪も堆肥化の対象。一方、ペットの排泄物、動物の死骸、使用済みの食用油は、これまで通り通常のゴミとして捨て、紙類、ソフトカバーの書籍、ガラスやプラスチック類はリサイクル箱に入れる。医療廃棄物、包装材、衛生用品などはコンポスト不可。コンポスト容器は、容量55ガロン以下で、しっかりと蓋が閉まり、コンポスト容器であることを表示する。市が昨年、無料配布していた茶色の容器は、市清掃局から45ドルで購入可。道路脇に出されたコンポストは、リサイクルと同じ日に回収される。市内各所に設置されているQRコードで開くスマートコンポスト容器や地域のコンポスト施設への持ち込みもできる。

コンポストとその他のゴミを混ぜて捨てた場合、4月1日から、8戸以下の建物には25ドル、9戸以上の建物には100ドル、大型の建物には最高300ドルの罰金が科される。

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