RELATED POST
実業家ヘンリー・フリック氏の個人的なコレクションを展示する美術館「フリック・コレクション」が4月17日、リニューアルオープンする。同美術館は2020年以来、改修工事のため閉鎖されていた。タイムアウトが3月25日、伝えた。

同美術館は、フリック氏が暮らしていた邸宅で、寝室や子供部屋がある2階はこれまで一般非公開だった。再オープン以降は、かつて富豪一家が生活していた部屋を歩き回ることが可能になる。1階のギャラリーは改装前とほぼ変わらないが、当時の輝きを取り戻すため、展示品の清掃や修復が行われた。同階のロナルド・S・ラウダー展示ギャラリーの展示品は、1935年の開館当初の約2倍に増えた。

218席の新たなオーディトリアム、拡張された教室とレセプションホール、最新式の保存修復スタジオの他、今春後半には初のカフェもオープン。米国障害者法(ADA)に準拠したバリアフリー化に加え、照明、天窓、窓、ドアなどのインフラのアップグレード、ファサードも修復された。 窓の外には、ラッセル・ペイジ氏による1977年の設計を可能な限り再現した庭園が広がる。

開館時間は、水〜日曜の午前11時から午後6時。入館料は、大人30ドル、シニア22ドル(65歳以上)、学生17ドル(要ID)、10〜18歳は無料。水曜の午後2時から午後6時は、任意の金額で入館できる。
関連記事
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
『ニューヨーク アートローグ』第14回 2024年春のおすすめ展覧会ラインナップ、花は「メトロポリタン美術館」恒例のガラ!
RECOMMENDED
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
北米初のユニクロ「カフェ」がNYにオープン、気になるメニューや価格は?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
実は面白い “トレジョ” のアート、ディスプレイからパッケージまで「気が付かないのはもったいない」
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表
-
NYのクイーンズに巨大な「エンタメ施設」が誕生、フードホールにライブ会場も 総工費は約80億ドル
-
コロンビア大のブランド「色あせる」 御難続きで、合格者が敬遠
-
NYの水道水にまさかの事実 塩分濃度が3倍に、向こう30年で許容量を超える懸念