【25日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市で最も利用されている8つの公園の水飲み場で、ニューヨークポストが飲み水の水質調査を実施、その全てでニューヨーク州のガイドラインを満たしていたことが分かった。
同紙はプロスペクトパーク、セントラルパーク、フラッシング・メドウズ・コロナ・パークなど市内の主要8公園で水飲み場の飲料水を採取。米環境分子科学研究所の専門家が鉛などの化学物質や細菌、微生物などの項目を分析したところ、重大な懸念事項は見つからなかった。
ただし、同研究所はブルックリン区マッカレンパーク以外の7つの公園で、飲料水がかなり濁っていることを指摘。専門家は「水の濁りはウイルスや寄生虫、有害な細菌など、人体に影響を与える微生物の濃度が高くなっていることが多い」と説明している。
市公園局によると、市には約3100の公共の水飲み場があり、連邦や州の基準を満たすため、年間延べ60万回以上のテストを行って水質を維持。加えて、毎年春に配管の検査や整備も行っているという。市環境保護局は「心配な場合は、まず約30秒間水を流し続けた後に飲むように」と推奨している。手軽にできる水質検査キットも出回っており、同研究所も90ドルで販売している。