チプリアーニで女性物色か 経営者とワインスタイン被告の関係捜査

 【25日付イーター】マンハッタン区のイタリア料理店、チプリアーニなどを経営するジュセッペ・チプリアーニさんが、性的暴行罪などで起訴されているハリウッドの元大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン被告との関係について、ニューヨーク市警察(NYPD)から取り調べを受けていることが分かった。
 ニュースサイトのデイリービーストによると、同被告はチプリアーニさんが経営する飲食店を、女性を「物色」する場として利用し、チプリアーノさんもその手助けをしていたという。女優のルチア・エバンスさんが2004年、同被告から性的行為を強要されたと訴えているのも同区ソーホーにある同店だ。また、女優のローレン・シバンさんは07年、同区ダウンタウンの同店で同被告と食事をした後、系列ラウンジ、ソーシャリスタでチプリアーニさんらも交え飲酒。その後、同被告に階下に連れて行かれ、性的行為を迫られたという。他にも、2人の女性が系列店で同被告から性的暴行を受けたと訴えている。
 系列店は、同被告の協力により「セレブがよく利用する店」として知られるようになったという。

マンハッタン区ソーホーのチプリアーニ(photo: Yuriko Anzai)

マンハッタン区ソーホーのチプリアーニ(photo: Yuriko Anzai)