少年サッカーコーチまた性的虐待 国外退去後、メキシコから不法入国

 【6月29日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区の刑事裁判所大陪審は6月28日、同区の少年サッカーリーグで指導する男児(10)にわいせつな行為をしたなどとして、コーチのパブロ・ピネダ被告(39)を性的虐待および児童福祉を危険にさらした罪で起訴した。同被告は別の男児への性的虐待で13年前、国外退去処分を受けたのち、2014年に米国に不法入国していた。
 同被告は昨年9月から先月までの間、リーグの選手である男児の性器を数回にわたり触ったとされ、先月12日に逮捕されていた。有罪が確定した場合、最高7年間の実刑判決および国外退去処分を受ける可能性がある。
 同被告は、05年、テキサス州ダラス市で男児の体に触れるなどし、中度の性犯罪者として登録され、09年、エルサルバドルへの国外退去処分を受けた。14年、メキシコから再入国後、警察に性犯罪者であることを届け出ずに、ブロンクス区とニュージャージー州で暮らしていたことを認めており、大陪審は報告を怠った罪で同被告を起訴するかどうかについても評議を続けている。同罪で起訴され、有罪となった場合、最高4年間の実刑判決を受ける可能性がある。

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