【11日付ニューヨークポスト】マンハッタン区の地方裁判所は11日、ソーシャルメディアのフォロワーから集めた口座情報を悪用した「カードクラッキング」と呼ばれる手口を使い、ATMから不正に現金を引き出したとして、ラッパーのヤング・アッシュことブロンクス区のアシュレイ・ボーティスタ(22)ら5被告を重窃盗罪などで起訴した。
マンハッタン区の地方検事局によると、グループ内で同被告は「リクルーター」の役割を担い、ツイッターなどに札束の写真と共に「銀行口座情報を提供する代わりに報酬がもらえる」と投稿し、フォロワーを「釣って」いた。集めたファンの銀行口座を通し、仲間が作成した偽造小切手とATMカードで現金を引き出していたとされる。
同区アッパーウエストサイドの高級アパートの元コンシェルジェ、ガブリエル・モリナ被告(32)が住民の家賃支払いのための小切手を隠し撮りし、写真を受け取ったフレイルイス・ヘンリケス被告(23)が偽造小切手などを作成。ジャスティン・シモン被告(22)とジャロッド・ベイリー被告(21)が実際にATMを操作したとされる。
ボーティスタ被告は起訴内容を否認しており、保釈金なしで保釈されている。