【12日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク州の次期司法長官選挙への民主党からの出馬を表明している、ニューヨークのレティーシャ・ジェームズ市政監督官は、クオモ州知事の支持を受け、順調に資金調達を進めているという。
ジェームズ氏の選挙事務所によると、最新の調査報告期間に集めた選挙資金の額は、100万ドル(約1億1233万円)を超えるといい、その約60%が200ドル以下の少額寄付。41万6000ドルが個人からで、55万5000ドル以上が政治活動委員会や労働組合、企業からの寄付だった。
ジェームズ氏は2013年の市政監督官選では選挙資金不足を克服して当選したが、21年の市長選出馬が噂されていた際には、資金調達が大きな壁になるとみられていた。同氏への支持を表明しているアンドリュー・クオモ知事は、今月10日に開催された寄付額最低1000ドルの資金調達イベントで基調演説者も務めた。次期知事選で3期目を狙う同知事は既に3000万ドルの選挙資金を集めている。
次期司法長官選の民主党予備選でジェームズ氏と争うことになる対立候補は、フォーダム大学法科大学院教授のゼファー・ティーチアウト氏、連邦下院議員3期目のショーン・パトリック・マロニー氏、ロビイストでクオモ知事やヒラリー・クリントン前国務長官の顧問を務めたリーシア・イブ氏の3人。