「頭の中で『殺せ』という声聞こえた」 殺人、レイプで起訴の男、統合失調症を主張

 【1日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】デート相手を探すマッチングアプリ、ティンダーで知り合ったクイーンズ区の看護師、サマンサ・スチュワートさん(29)をレイプし絞殺したとして7月24日、逃亡先のカリフォルニア州ロサンゼルス市で逮捕され、第1級殺人やレイプなどの罪で起訴されたコネティカット州在住のダニュエル・ドレイトン被告(27)が、ニューヨーク・デイリー・ニュースの取材に、「頭の中で『殺せ』という声が聞こえた」と話していることが分かった。自身が統合失調症と双極性障害を患っているとも明かしたが、ニューヨーク市警察(NYPD)は同被告には精神疾患での通院歴はないとしている。
 NYPDによると、同被告は逮捕時、性的暴行を加えた別の女性をウーバーで連れ回していたという。ブルックリン区では6月17日、ティンダーを通して出会った別の女性に「(同被告に)首を締められ、失神している間にレイプされた」と訴えられている他、ロングアイランドでは元交際相手と口論の末、首を締めて窒息させようとした疑いで7月1日に逮捕。同月5日、保釈金2000ドルで釈放されていた。
 NYPDによると同被告は起訴内容を否認しているが、一方で「これまで7人を殺害した」などとも供述しているという。

ダニュエル・ドレイトン被告 (写真提供: NYPD)

ダニュエル・ドレイトン被告 (写真提供: NYPD)