【7月31日付ニューズデー】グランド・セントラル・パークウェーの東方向7番出口からラガーディア空港(LGA)の東側につながるバイパスが7月31日、開通した。「迷路」とも呼ばれる付近の道路事情が改善、80億ドル(約9000億円)を投入したLGA改築計画「全く新しいラガーディア空港」進行の要になるのではと期待が寄せられている。
LGA改築計画には他にデルタ航空専用の新ターミナル建設や、ロングアイランド鉄道と地下鉄に接続し、LGAとマンハッタン区ミッドタウンを30分以内で結ぶエアトレインの建設が含まれている。また、陸橋15基を取り壊して26基を新設、現在19カ所に設けられた信号を3カ所に削減する。
ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事はバイパス開通式で、クイーンズ区に住んでいた少年時代、(不便な)LGAへ訪問者を迎えに行くのが嫌で、妹に行くよう仕向けた、と笑いを交えながら紹介。付近の道路は「スパゲティを入れたボウル」のように複雑で、「標識を読むのに通訳が必要だ」と皮肉った。
また、同知事は「急場しのぎ」の道路は政治家の力不足がもたらしたものだと批判。「バイパスで空港へのアクセスは飛躍的に良くなる」と胸を張った。