【8日付ロイター通信】ニューヨークタイムズは8日、2018年第2四半期(4月から6月)の決算を発表、売上高は予想を上回る2%増の4億1460万ドル(約460億円)だった。電子版の有料購読者数は3カ月間で10万9000人増やしたが、前年同期の新規購読者数(11万4000人)を下回った。伸びの衰えが影響し、同日の株価は5%下げた。
純利益は前年同期比51%増の2360万ドル(約26億円)。電子版有料購読者からの収入は前年同期比20%増の9900万ドル(約100億円)で、 紙面版の広告収入の減少を補った。
広告収入の内訳で見ると、3分の1以上を占める電子広告収入は前年同期比7.5%減の5100万ドル(約57億円)。バナーなどのディスプレイ広告が振るわなかった。
同社最高経営責任者(CEO)のマーク・トンプソン氏は声明文で「予想通り電子広告業績が控えめだった。来期は前年を上回る成長を再び遂げられるとの確信を持ち続けたい」と述べた。