【1日付ニューヨークタイムズ】住宅に侵入し、睡眠中の女児(11)をレイプしたとして1日、中米エルサルバドルを拠点とする凶悪犯罪組織マラ・サルバトルチャ(MS13)の構成員、ジュリオ・アヤラ被告(18)が性的虐待罪や子どもの福祉を危険にさらした罪などで起訴された。
アヤラ被告は8月29日午後11時30分ごろ、ブルックリン区プロスペクトパーク東にある女児の部屋に、2階の窓から侵入。睡眠中の女児に性的暴行を加えたとされる。目を覚ました女児が大声で叫んだところ、両親が駆け付けて911番通報した。女児は近くの病院に搬送された。
女児の弁護士によると、アヤラ被告は女児宅の寝室に侵入したことを認めている。同被告と女児に面識はなかったという。
同弁護士によると、女児はこの日、窓の外の冷房機器の上に男がいるのを目撃。その後男は窓から侵入し、2段ベッドの上段にいた女児に襲いかかり、性的暴行に及んだ。下の段には女児のきょうだいがいたという。男は女児が叫んだ後に窓から逃げたが、赤い野球帽を部屋の中に落としていた。ニューヨーク市警察(NYPD)によるとこの直前、付近の防犯カメラが、赤い帽子を被ったアヤラ被告に似た人物が歩く姿を捉えていた。
当局によると同被告はエルサルバドル出身で、女児宅の数ブロック先に暮らしている。逮捕時、偽造した米国永住者カード(グリーンカード)と、偽造した社会保障カードを保持していたという。