「ロー&オーダー」新シリーズ NYPDのヘイト犯罪をモデル、今秋

 【5日付ゴッサミスト】NBCテレビの人気ドラマシリーズ、「Law & Order(ロー&オーダー)」に、人種や宗教、性的指向などを理由に引き起こされる犯罪、ヘイトクライムを扱った新シリーズが加わる。ニューヨーク市警察(NYPD)のヘイトクライム特捜班をモデルにしており、今秋以降に放送を開始する予定。
 同番組は1990年にスタート、現在は、99年にスピンオフした「ロー&オーダー性犯罪特捜班(SVU)」が放送されている。エグゼクティブプロデューサーのディック・ウルフさんは、「多様な犯罪とその被害者に光を当てる」とし、「20年前にSVUを始めたときも(題材上)多大な抵抗があった。しかし放送してみると、家庭で率直な会話が生まれるようになった。ヘイトクライム版でも同じことを実現したい」と意欲的だ。NBCエンターテインメントの共同社長、リサ・カッツさんも「全米10大都市で昨年ヘイトクライムは2桁台の増加を見せており、扱うべき題材だ」と自信を見せる。
 2016年の大統領選後、市内でもヘイトクライムが増加。ただし、専門家は報告されるヘイトクライムはごく一部に過ぎないと指摘している。

「ロー&オーダー性犯罪特捜班(SVU)」の 公式ホームページより

「ロー&オーダー性犯罪特捜班(SVU)」の
公式ホームページより