【6日付ニューズウィーク】ニューヨークタイムズは5日付Op-Ed(意見投稿)面にトランプ政権の高官と思われる匿名の投稿を掲載。以降、その正体について憶測が飛び交っている。
投稿では、尋常でないトランプ大統領に不安を感じている国民を安心させるため、「トランプに指名された多数の高官は国のことを第一に考え、大統領が掲げる政策の一部および最悪な決断の実現を阻止しようと懸命に取り組んでいる。彼が間違った選択をしても、われわれは正しいことをしようと務めている」と書いている。
「トランプに指名された」とする文脈で「われわれ」という言葉を使用していることから、投稿者が閣僚であることが推定できる。また、「大統領と政権が外交政策で異なった方向を向いている」と主張していることから、外交政策または国家安全保障に関わる立場にあることもうかがえる。
また、「大統領は共和党員として当選していながら、保守派が長年にわたり支持しきた、自由な精神、自由貿易、民主主義といった理想に対する共感があまり感じられない」とも批判。共和党員であることも推測できる。
これらからニューズウィークは、投稿者をマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンぺオ国務長官、ジェームズ・マティス国防長官、ジョン・ケリー大統領首席補佐官、ダン・コーツ国家情報長官、ジェフ・セッション司法長官のうちの誰かではないかと推測している。