【6日付ヴォーグ】イタリア・ミラノを代表するコンセプトストアとして知られる「ディエチェ・コルソ・コモ(10 Corso Como)」のニューヨーク店が、ニューヨーク・ファッション・ウィーク開催中の6日、マンハッタン区のサウス・ストリート・シーポートにオープンした。
ディエチェ・コルソ・コモは、ファッション雑誌、イタリア版ヴォーグやエルの編集者として名を馳せたカルラ・ソッツァーニさんが1991年に創業。服飾品を販売するだけでなく、芸術や文化、食、音楽、ライフスタイルなどを提案するユニークなショッピング空間だ。「雑誌ページの代わりに商品棚を使った。人が集まり、出会い、アイデアを交換する共同スペースを考えた」と、ソッツァーニさん。
新店舗は総面積2万8000平方フィート(約2600平方メートル)。ソッツアーニさんがキュレート(監督)した店内にはプラダのハンドバッグやコム・デ・ギャルソンの服など独自の視点で選んだ商品が並ぶ。併設のレストランやアートギャラリー、カフェ、ガーデンは、米国人アーティスト、クリス・ルスさんがデザインを担当した。
ソッツァーニさんは「こんな時代だからこそ、心の休まる場所を提供したい。『座って、一緒に過ごしましょう』と語りかけるような店にしたい」と抱負を語った。