【10日付ニューヨークポスト】ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは、レジのないスーパーマーケット「アマゾンゴー」を、ニューヨーク市内に出店する計画を発表した。場所や時期は明らかにされていない。
アマゾンゴーでは、買い物客はレジに並ばずとも、商品を手に取りそのまま店を出るだけで買い物ができる。スマートフォンの専用アプリで表示したQRコードをゲートで読み取り入店し、商品を持ってゲートを出れば自動的に課金される仕組みだ。カメラやセンサーで人と商品の動きを把握し、人工知能(AI)も駆使して正確に決済するという。
同社は今年1月、本社のあるワシントン州シアトル市にアマゾンゴーのコンセプト店舗をオープンし、現在同市で3店舗が営業。5月にはカリフォルニア州サンフランシスコ市、イリノイ州シカゴ市にも開店すると発表していた。
ニューヨーク市での新店舗オープンは、同社が6日夜、アマゾンゴー・ニューヨーク店の店長および副店長、開発マネジャー職の人材を募集する広告を掲載していたのを見つけたメディアが報道し発覚、アマゾン側がこれを認めた。
アマゾン傘下のウォルマートもレジなし決済システムの開発に取り組んでいる他、クロガーなど他の小売店でも同様のシステム導入に向けて準備している。