【18日付amニューヨーク】非営利団体、オープン・ハウス・ニューヨークは、10月12日から14日まで、市内の歴史的建造物などの内部を見学するツアー「オープン・ハウス・ニューヨーク」を開催する。個人の邸宅や文化団体所有の建物など240以上の建物が一般公開される。
毎年恒例の同イベントは今年で16回目。1900年代初頭に建設されたブルックリン区ウィリアムズバーグのダイム・セービング・バンク・ビルなど、普段は関係者しか立ち入れない建物の内部に入り、内装や意匠を鑑賞できるため人気だ。昨年は約9万人が参加した。同団体の代表、グレゴリー・ウェスナーさんは「(同イベントに参加することで)ニューヨークは、誰にでも開かれた都市であることを知ってもらいたい」と話す。
今月18日に発表された公開リストには、昨年に比べ100カ所近い建物が追加された。「女性による作品」として、マンハッタン区53丁目の市立図書館など、女性が主任建築家として関与した建物も紹介する。初日の10月12日は「ファクトリーフライデー」と銘打ち、衣類やチョコレート、ウイスキーなどの工場見学を計画している。
ほとんどの建物は入館無料だが事前登録が必要な場合もある。同受け付けは今月25日から。登録料は1回5ドル。詳細はohny.orgを参照。