イーストビレッジに２号店を開業酒蔵

イーストビレッジに２号店を開業　酒蔵

09/21/2018

　マンハッタン区イーストビレッジを中心に13業種の飲食店を展開するＴ.Ｉ.Ｃ.グループはこのほど、酒蔵イーストビレッジ店を同区東９丁目にオープンした。
　酒蔵は1996年、日本各地の蔵元の地酒を紹介するニューヨークで初めての居酒屋としてミッドタウンに開業。本格的居酒屋の先駆けとして注目され、現在も人気が高い。
　「昔ながらの造り酒屋をイメージした」という同店は、白壁に木材主体の内装。カウンター13席、テーブル36席とミッドタウンの本店よりこぢんまりとしているが、１席当たりのスペースを広くしたためゆったりと食事を楽しめる。つなげると計18人が座れる個室１部屋、セミ個室２部屋も備える。酒蔵の「顔」ともいえる菰樽（こもだる）は店の奥に積んだ他、カウンター席向かいにも「ミニ」菰樽を並べた。

菰樽が積まれた店内

　地酒は本店のメニューから厳選し現在は75種類を用意。石本酒造（新潟県）の「越乃寒梅」などの純米大吟醸からブルックリン・クラなどの生酒まで幅広くそろえた。初心者も「通」も堪能できるラインナップだ。今後およそ100種類まで増やしたいという。
　食事はウナギとキュウリをマリネにした「うざく博多」、トリュフを贅沢に使った「鶏もも肉のトリュフ香味焼き」、魚沼産コシヒカリの中でも希少な最高級ブランド米「雪椿」をイクラやホタテなどと一緒に炊いた「酒蔵海鮮釜飯」など。会席コースも用意している。