【20日付ニューヨークポスト】ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事(民主)は20日、人種差別的発言が発覚した同州バーゲン郡のマイケル・ソーディノ保安官に、辞任を求める声明を発表した。WNYCが19日、情報筋から入手した同保安官と2人の同僚の会話を録音したテープを公開していた。
マーフィー知事は「人種差別や同性愛嫌悪、憎悪の言葉を使ういかなる者も、公職に不適切。辞任すべきだ」と述べた。
テープには、同保安官が今年1月の同知事の就任式の後、郡庁舎で同知事のスピーチについて「大麻や聖域(サンクチュアリ)州、刑事司法制度改革など(知事は)全てについて話していたが、『黒人を受け入れて大麻でもなんでもやりたいことをやらせるが、あまり心配するな』と言っているようなものだ」と話すのが録音されていた。
また、同保安官はマーフィー知事がインドの少数派宗教、シーク教徒のグルビル・グレワル氏を州司法長官に指名した理由を「ターバンをしているからだ」とも発言していた。
Update 9.21
ソーディノ保安官は当初、発言について謝罪し残留する意向を示していたが、マーフィー知事らの批判を受け、21日は出勤しなかった。同日、記者発表を通して辞任を表明した。