アデノウイルス集団感染、子ども6人死亡 NJ州の医療施設

 【24日付ウォール・ストリート・ジャーナル】ニュージャージー州保健局は24日、同州ハスケルの医療施設で、入所する18人がアデノウイルスに集団感染し、6人が死亡したと発表した。死亡者は乳幼児から若年成人で、ほとんどが18歳未満だという。
 同施設は介護が必要な患者を短期または長期で受け入れ、人工呼吸器や栄養チューブなどを使って介護やリハビリを施す。同州保健局のシェリーフ・エルナハル局長によると、同施設で最初の感染が確認されたのは9月26日。感染者は小児科の呼吸器部門に集中していたという。同局に感染を報告したのは今月9日だった。
 アデノウイルスは通常、かぜに似た症状を引き起こし、重症化することは少ない。同州保健局によると、同施設で検出された7型は集団感染しやすく、免疫力の低い患者が共同生活を送っていたことが危険性を高めたとされる。同州は米疾病管理予防センター(CDC)と連携し原因を調べている。

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