【10月31日付ウォール・ストリート・ジャーナル】マンハッタン区アッパーウエストサイドのアパートビルで10月21日、14階に住むコピーライターのスーザン・トロットさん(70)が、喉を切られ死亡しているのが見つかった。ニューヨーク市警察(NYPD)は31日、事件に関与したとして、同じビルの15階に住むアンヤ・ジョンストン容疑者(24)を殺人と侵入窃盗の疑いで逮捕し、発表した。
現場は西95丁目の閑静な住宅街。NYPDによるとジョンストン容疑者はトロットさんを殺害、部屋の中にあったトロットさんの所有物を盗んだ疑いがある。同容疑者がトロットさんを殺害した後に部屋を物色したのか、物色の最中にトロットさんが帰宅し殺害されたのかは明らかでない。
NYPDのダーモット・シェア刑事部長によると、トロットさんの部屋とジョンストン容疑者の部屋をつなぐ血の足跡が残されており、同容疑者の部屋からは血のついた靴が見つかっていた。
複数の報道によると、ジョンストン容疑者は日常的に精神安定剤を服用。薬が切れると不安定な言動になることがあったという。
NYPDによるとトロットさんは近隣住民との関係は良くなかった。近くの住人はトロットさんの態度が「対立的」だったとコメント。トロットさんは住人がビルの外でハトに餌をやっていたことに対し、腹を立てていたという。一方で、別の住人はトロットさんを「創造性に富み活動的だった」と話している。