【14日付ニューヨーク市発表】ブロンクス区イーストブロンクスで動物シェルター建設計画を進めるニューヨークのビル・デブラシオ市長および市議会のコリー・ジョンソン議長は14日、市議会が同建設予定地の使用許可を承認したと発表した。
2024年に開業予定の動物シェルターは、4万7000平方フィート(約4366平方メートル)の敷地に、犬70匹、猫140匹、うさぎ30羽とその他の種類の動物20匹が収容可能。市長と市議会議長は、市内5区にそれぞれ包括的な動物シェルターを開設することを約束、今年6月に法制化して計画を進めていた。
市は、各区でのシェルターの建設と改修のために、9800万ドル(約111億円)を投資。市保健精神衛生局のオキシリス・バーボット暫定局長は、「最新の施設を備えた動物シェルターでは、数百匹の動物が、温かく安定した家庭に引き取られていく機会を与える。飼い主へのカウンセリングやペットの養子縁組サービスも行う」と述べた。
動物シェルター運営に携わる非営利団体アニマル・ケア・センター(ACC)は現在、マンハッタンおよびブルックリン区、スタテン島でフルサービスの動物シェルターを、またブロンクスおよびクイーンズ区でアダプション(里親引き取り)センターを運営している。市が運営する動物シェルターは全米最大規模。毎年3万匹以上の動物を引き取っている。