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【武漢、上海、北京共同】中国で旧暦の大みそかに当たる11日、春節(旧正月)の大型連休が始まった。新型コロナウイルス対策のため政府は「その場で年越し」を合言葉に帰省や旅行の自粛を呼び掛け、人出が減少。ただコロナ拡大で厳戒態勢だった昨年と比べ、安心感も広がった。
例年なら混雑する湖北省武漢の空港は閑散としていた。行き先によってはPCR検査が求められ、係員が搭乗客の陰性証明を確認していた。
40代のタクシー運転手は「政府の呼び掛けで、今年は人出が少ない」と話す。自身も武漢から車で約1時間の実家に帰らないと決めた。「お年玉を配らなくていいから楽だ」と苦笑した。
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