【11日付NJパッチ】ニュージャージー州の子どもの間で「MOMO(モモ)チャレンジ」と呼ばれる自殺を誘発する可能性のある危険なゲームがSNS(交流サイト)などを介して拡散している。同州オーシャン郡ブリックタウンシップの学校関係者はこのほど、子どものSNSの利用状況を把握するよう注意喚起した。
同ゲームは、フェイスブックやメッセージアプリ「WhatsApp」を通じ、子どもに「チャレンジ」と称して危険な行為を実行するよう促す。実行後に証拠写真の送付を求め、実行を拒めば怪物「モモ」が呪いをかけると脅迫するというもの。危険な行為には暴力的なものや自殺も含まれる。
ブリックタウンシップのジェラルド・ダルトン教育長によると、公立小学校に通う1年生の児童が、同ゲームの内容をクラスメートに説明し、いくつかのチャレンジを実行したと伝えたという。同教育長は保護者に宛てた書簡の中で、「子どもが見るコンテンツが適切か、SNSにどれだけ時間を費やすかに注意を払うべき」と訴えた。
ワシントンポストは、同ゲームを発端として米国外で9月に少なくとも3人の子どもが死亡した疑いがあり、調査中と報じている。