ニューヨーク市保健局は9日、ファストフード店などで販売されるソーダやフレンチフライの量が過去50年で大幅に増えているといっ
た内容が含まれる肥満防止に関する新しい広告を発表した。
同局の調べによると、ファストフードチェーンなどで販売されるハンバーガーなどの食品サイズは年々巨大化しており、特に甘味飲料や揚げ物は1960年代と比較して約3倍にまで上るという。
同局のトーマス・ファーレー局長は現代人の食生活について、「1日に必要なカロリー(成人で約2000カロリー)以上を摂取している人が急増している」と言及、ファストフードチェーンなどで安価で手に入る大きいサイズの飲食物は、生活習慣病の代表と言える2型糖尿病の発症を誘発するとして、その危険性を指摘した。
これに際し同局では、さまざまな飲食物のカロリー早見表や、健康的な食生活がもたらす利点などを綴ったパンフレットを無料で提供している。詳細は、NYC.gov の’Eating Healthy’ やフェイスブックの’Eating HealthyNYC’ を参照するほか、311に問い合わせを。