【3日付ニューヨークタイムズ】不動産会社ダグラス・エリマンの発表によると、マンハッタン区内のコンドミニアムの価格の中央値が100万ドルを切ったことが分かった。2018年第4四半期の販売価格の中央値は99万9000ドル(約1億円)。100万ドルに満たなかったのは15年以来初めて。
販売数も前年同期比で3%減少。一方、売りに出された物件の数は前年に比べ12%以上拡大した。ニューヨーク市では建設ラッシュにより物件数が過剰に増え、特に高級コンドは買主の「えり好み」が可能になっている。また、住宅ローンの金利の上昇や連邦税法の改正による影響への不安から、税金の高い市での購入を控える買主もいるという。
不動産鑑定士のジョナサン・ミラー氏は「18年は市場をリセットする年だった」と分析。「通常の状態」に戻りつつあるという。
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