映画「ザ・ファイター」などに主演する俳優のマーク・ウォールバーグさんは18日、米中枢同時テロの際に、もし自分がハイジャック機に搭乗していたら事件を未然に防げた、という発言したことについて、「無神経だった」として謝罪した。
同氏は2001年の事件発生同日、シカゴ発のハイジャックされた便に搭乗する予定だったが急きょ便を変更しており、災難を免れている。それについて米誌メンズ・ジャーナル2月号のインタビュー取材で「万が一、搭乗していたらどうしていたか」という質問に対し、「息子と搭乗していたら、あんなことにはならなかった。ファーストクラスは血の海になっていただろう。そして私はみんなに言うのさ。『これで大丈夫。どこかに無事に着陸させますから、心配しないで』」と回答していた。
同氏の広報は声明で、「このような憶測を立てること自体が謝っていた」とし、「無神経な印象を与えてしまったことを、犠牲者の遺族に心から謝罪する」と述べた。