パークスロープ交差点事故から1年 安全性向上したか

 ブルックリン区パークスロープの5番街と9丁目交差点で、信号無視の車が横断歩道に突っ込み、1歳の男児と4歳の女児が死亡、妊婦を含む3人がけがをした事故からきょうで1年。ニューヨーク市は事故直後から歩行者が最も多いプロスペクトパークから3番街にかけての1マイルに自転車専用車線を両側に設け車線を狭めるなどして再設計、再発防止に努めてきた。再設計後の安全性を証明するデータを公表していないが、市全体の交通事故は減ったという。

5日、事故現場付近には被害者追悼の掲示板が設けられ、メッセージを手向ける人の姿も見られた。市の対応が素早かったのは、事故現場近くに自宅があり、付近のスポーツジムを愛用するビル・デブラシオ市長の肝入りだったとの声もある。過失致死罪などで起訴された運転手の女は昨年11月、スタテン島の自宅で自殺した=5日午後撮影 (photo: Asami Kato / 本紙)