ジャパン・ソサエティー(JS)は、今月8日から6月9日(日)まで、1960年代に過激かつ実験的な試みを行っていた日本の美術家たちの作品を検証する展覧会「荒野のラジカリズム:グローバル60年代の日本の現代美術家たち」を開催する。
60年代の日本の美術家は、高度成長を迎える一方で学生運動が高揚した当時の日本の社会状況に敏感に呼応。同時にベトナム反戦運動、アポロ宇宙計画などの世界状況に大きな影響を受けた。同展では、日本のコンセプチュアリズムの先駆者として知られる松澤宥(まつざわ・ゆたか)、芸術家集団「プレイ」と「GUN(Group Ultra Niigata)」に焦点を当てる。
展示品は絵画、ドローイング、コラージュ、記録映像、写真、アーカイブ資料など。美術のために用意された既成の場を離れた「荒野」で行われたさまざまな活動を包括的に紹介する。また、日本のアートシーンと世界との関連、また同時代の芸術家たちに与えた影響も考察する。
入場料は一般12ドル、シニア・学生は10ドル、JS会員と16歳以下は無料。
Japan Society
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