NYでもモスク警備強化 NZ銃乱射受け

 ニュージーランドのクライストチャーチにあるモスクで15日午後1時40分(米国東部時間14日午後8時40分)ごろ起きた49人死亡の銃乱射事件を受け、ニューヨーク市警察(NYPD)は15日、市内のモスクで厳戒態勢を敷いて警備に当たった。金曜はモスクで集団礼拝が行われる日。ジェームズ・オニール本部長は声明で、犠牲者への祈りを捧げた上で、市内のムスリムコミュニティーに向けて「われわれはあなたたちの味方。恐怖を感じずに自由に礼拝が行えるよう約束する」と連帯を示した。ビル・デブラシオ市長も同日、ツイッターに「礼拝に向かうニューヨーカーは、市に守られている。安心してほしい」と投稿した。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事も、州警察に対しモスク周辺のパトロール警官を増員させるよう指示した。
 米メディアによるとニュージーランドのアーダーン首相は銃乱射を「テロ行為」と断定、地元警察は容疑者の男女4人を拘束したと明らかにしている。