サンディフック犠牲者の父親死亡 自殺か、暴力行為防止に尽力

 コネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で2012年、26人が死亡した銃乱射事件で、当時6歳だった娘のアビエルちゃんを亡くした父親のジェレミー・リッチマンさん(49)が25日、死亡しているのが見つかった。近くに遺書らしきメモが見つかっており、自殺とみられる。地元警察が発表した。
 神経科学者だったリッチマンさんは事件直後、妻とともに暴力行為につながる脳の異常の研究を支援する非営利団体「アビエル財団」を設立。共感能力を育成し、暴力を防止する活動を行ってきた。財団は公式ホームページで「ジェレミーは父親、夫、神経科学者の鏡だった」と悼んだ。

アビエルちゃん(中央)とリッチマンさん(右)。財団のPR動画より