ウェグマンズ・フード・マーケッツが今秋、ブルックリン区のネイビーヤードにオープンする。11日付イーターが報じた。
店舗の総面積は7万4000平方フィート(約6900平方メートル)。1階のスーパーマーケットの主軸商品は有機栽培の野菜や果物、ホルモン剤などを使わずに育てた精肉などの生鮮食料品。10日付ブルームバーグによると、著名シェフのデイビッド・ブーレーさんによるテイクアウト用惣菜や、2000銘柄を超えるワイン、300種類のチーズもそろえるという。ベーカリーでは焼きたてのパンやペーストリーを販売。中2階には100人を収容できる大型カフェと、ビュッフェコーナーを設置。2階にはフルサービスのバーを設け、ビールやワインを提供する。コンセプトは、「ヨーロッパの野外市場」だ。
ウェグマンズは1916年、ニューヨーク州ロチェスター市で創業。現在は同州北部やニュージャージー州を中心に98店舗を展開、4万8000人の従業員を擁する。フォーチュン誌が毎年発表する、「最も働きがいのある全米100社」で昨年2位にランクイン、21年連続で上位に選ばれている。
同社によると、ネイビーヤード店では、フルタイム職150人を含む500人を新規に採用する予定。地元住民を積極的に雇用する意向だという。