2019年ＮＹＣプライドマーチが開催される来月30日、もう１つの行進「クイア・リベレーション・マーチ（変態たちの反乱）」が計画されている。各メディアが15日、報じた。「本家」のプライドマーチが年々、商業的色彩が濃くなり、見物客の拡大とともにニューヨーク市警察（ＮＹＰＤ）の警備が厳重になったことへの抗議表明。ストーンウォールの反乱50周年を記念して本来の精神をたたえるのが目的だという。
主催団体のリクレーム・プライド・コアリション（プライドマーチ再生連合）は声明で「（同）反乱の精神に立ち戻り行進する」と宣言。同反乱直後に結成された性的解放啓蒙団体の元メンバー、エレン・シャムスキーさんはamニューヨークの取材に「この行進で1970年の最初の行進で経験した誇りと楽しさ、連帯の感覚を思い出せる」と期待を込めた。
「もう１つの」マーチは午前９時30分からマンハッタン区グリニッチビレッジのシェリダンスクエア（ストーンウォール・イン前）でスタートする。
Gay Pride Parade, New York City, 1989, National Museum of American History Smithsonian Institution
