NY市 日本酒に続け 焼酎・泡盛のPRイベント

参加者に商品の説明をする高橋宏枝さん(左)=13日、アスターセンター(photo: Iwasaki)

 

昨今、勢いを増す日本酒人気に続き、米国市場における焼酎と泡盛のシェア拡張を目的とするプロモーションイベント「EXPERIENCE SHOCHU NYC」が13日、マンハッタン区のアスターセンターで開催された。同イベントは日本貿易振興機構(ジェトロ)と日本酒造組合中央会(JSS)の共催により実現。本格焼酎・泡盛酒造メーカー16社が出展し、44銘柄を披露した。

当日は2部構成で行われ、昼間の部ではレストラン、インポーターなど業者を対象としたセミナーおよび試飲会が実施された。一般消費者向けに無料テイスティング会が行われた夜の部には700人超の予約が殺到するなど、焼酎人気の高さが伺えた。

参加したニューヨーカーからは「ウォッカのような飲みごたえで、親しみやすい」として米焼酎に人気が集まったが、独特の風味が楽しめる芋焼酎や泡盛との飲み比べを楽しむ姿も多数見受けられた。

今回のイベントに参加した熊本県高橋酒造株式会社広報兼海外営業の高橋宏枝さんは「このようなイベントを通じて、焼酎の認知度もさらに上げていき、いつかはローカルのバーに並ぶところまでがんばりたい」と今後への意欲を語った。