韓国家電・通信大手のLGエレクトロニクスUSAが、ニュージャージー州バーゲン郡のイングルウッドクリフスに北米本社を拡大する新たな事業計画につい て、同地区の調整委員会は13日、事業の最終承認を行った。これにより、同地での雇用確保や税収、地域利益などが見込めるとして、期待が寄せられる。
住民は当初、新施設のもたらす環境への影響を懸念していたが、同郡のジョセフ・パリシ郡長は「条例の範囲内で完璧な事業計画ができ上がった」とし、「住民を含む関係者全員にとって利益のある事業になる」と述べた。
同社はバーゲン郡に事業所を構えて約25年となり、トライステイトエリアに約800人の従業員を保持している。広報部のジョン・テイラー氏は「同事業により現在散在している就業場所を総括し、さらに多くの人員を確保できる」と述べた。
同事業の建設作業による雇用件数は5000件以上、事業完成後に増加する従業員数がもたらす同地区への経済効果も大きいとされる。また同社による税収も現在の70万ドルから200万ドルへと増加すると、パリシ氏は推定する。
新施設は111シルヴァン・アベニューに27エーカーの規模で建設され、旧施設は取り壊される予定。同事業は交通局の承認が得られれば、今年末までに着手を予定しているとのこと。