55銘酒に100人ほろ酔い気分 秋田酒クラブ

 秋田酒クラブは5月31日、マンハッタン区のニューヨーク日系人会で利き酒会「秋田名物と全国の銘酒祭り」を開催。約100人がほろ酔い気分を楽しんだ。
 利き酒会は2006年、秋田県の銘酒や名産品、文化の紹介を目的に発足。現在は秋田県の人気銘柄の他に日本全国の銘酒を飲み比べができるまでに成長し、今回で26回を迎えた。
 この日登場した日本酒は秋田県の8醸造所を含む日本全国32醸造所から全55銘柄。加えて秋田名物「稲庭うどん」「秋田味噌使用ハニー地鶏」「いぶりがっこ」などのおつまみも用意され、秋田県の西馬内盆踊りも披露された。
 利き酒会が始まった13年前から実行委員を務めているという秋田県出身で日本酒ソムリエの新川智慈子さんによると、ニューヨーク市には現在、日本でも入手困難な銘酒が入ってきており、贅沢な市場になってきているという。「お客さんの質問のレベルも上がってきている」と話した。
 酒クラブの代表、サンポップインターナショナル社長の山本正俊さんは「お酒は楽しく飲むもの。今夜は大勢の皆さんのうれしそうな顔が見られてよかった」と上機嫌だった。

日本酒ファンのニューヨーカーの姿も(photo: 本紙)