ラテン系新星が勝利宣言 クイーンズ地区検事長へ

 クイーンズ地区検事長だったリチャード・ブラウン氏が先月死去したことを受け、後任を選ぶ民主党の予備選挙の投開票が25日、行われた。政治経験のない国選弁護人、ティファニー・キャバーン氏(31)がクイーンズ区長のメリンダ・カッツ氏(53)を僅差でリードし、同日夜、勝利宣言を行った。各メディアが報じた。開票率99%でキャバーン氏の得票数は3万3814票、カッツ氏は3万2724票。ニューヨーク市選挙委員会によると当選者が確定するのは7月3日。

ラテン系のキャバーン氏=写真左=は民主党左派のアレキサンドリア・オカシオコルテス連邦下院議員の支援を得た。敗北宣言を拒むカッツ氏=写真右=の支援者らは票の再集計を求めている。クイーンズ地区検事長選では民主党予備選の勝者が本選も制することが確実視されている。写真はいずれも公式ツイッター(@MelindaKatz、@CabanForQueens)より