車を買うときは、あれこれ迷ってしまうものです。まずは、新車か? 中古車か? 次に車種は? 装備は? 色は? などです。さらに中古車を買うとするなら、年式は? 走行距離は? 故障しないか? 保証は大丈夫? など。考え出すときりがありません。
とはいえ、最も重要なのは「予算」ではないでしょうか。新車の価格はメーカー希望小売価格というものがあり、価格が変動するポイントは販売代理店との値引き交渉が成立するか否かといったシンプルなものです。では、中古車の価格はどうでしょうか。
中古車価格とは
同じ車種やグレードはあっても、同じ年式、同じ走行距離、同じ状態のものなどふたつとありません。ですから「相場」というものも非常に曖昧で、これといった基準もありません。
では、中古車販売店はどのように価格を決めているのでしょうか。
じつは中古車は「相場」ではなく、「仕入れ価格+中間コスト=販売価格」という計算式に基づき、価格が決まります。ここでいう「中間コスト」とは、再販するための板金費用、整備費用、陸送費用、保証費用と利益などです。ですから、仮に全く同じ年式、走行距離、グレード、装備の車があったとしても、厳密にいえば価格は異なります。
個人売買は「as is(現状渡し)」
「安かろう悪かろう」という言葉があります。業界に携わる身の私たちとしては、「そんなことはない!」と言いたいところですが、残念ながらそういう場合もあります。
さすがに中古車が新車より良い状態であることはありません。中古車は中古車並みの品質です。しかし、そこをできる限り新車に近い状態にして再販するのが私たちの仕事です。個人売買ではこのプロセスが全くないので、「as is(現状渡し)」となります。
本当はお得な中古車
中古車はライフスタイルに合わせて上手く付き合っていけば、かなりお得に乗りこなすことができます。「車は10年10万キロまで」といった認識は今でも残っていますが、これはバブル前までの常識。10万キロメートルというと、約6万3000マイル。米国では低走行車に分類されます。自動車業界は技術革新を繰り返してきました。日々のメンテナンスさえしっかりしておけば、今の車は30万キロ(約19万マイル)でも走れます。
これを踏まえて、購入を考えている車でこの先何年、何マイル乗るのかを考えれば、安心を高値で買う必要はなくなります。もちろん、新車に乗って満足感を得るという考え方もあります。
車選びで迷ったら、ぜひ一度お問い合わせください。
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