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老舗レストラン「ザ・21クラブ」
従業員解雇も異なった形で再開を計画
コロナウイルス感染拡大の影響で、店内飲食が禁止となった昨年3月から休業を続けている老舗レストラン「ザ・21クラブ」が9日、148人の従業員を解雇した。13日、ニューヨークタイムズが報じた。
2018年に、ベルモンドリミテッドホスピタリティグループから、同店を26億ドル(約2839億円)で買収したフランスを本拠地とする高級ブランド複合企業LVMHが、同店の従業員148人を解雇したことが、ニューヨーク市労働局に提出された文書により明らかになった。解雇された従業員のほとんどは、労働組合に加入していた。
同店は昨年末、閉店が各メディアにより報じられたが、LVMHの広報担当によると、同店は、これまでとは異なった形で営業を再開する計画であるという。
1926年創業の同店は、1930年1月に現在のマンハッタン区西52丁目の店舗に移った。店先に何十年にもわたり並んでいた、名物でもあった35体の騎手の人形は既に撤去されている。同店には、ジョージW.ブッシュ元大統領を除く、フランクリン・ルーズベルト元大統領以来のすべての歴代大統領、フランク・シナトラ、野球選手など、多くの著名人が訪れた。
同店は、禁酒法時代や世界大恐慌、2001年の同時多発テロ、大不況の中も、約90年間にわたり生き残ってきた。今回のパンデミックは、どう乗り切るだろうか。

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