移民擁護訴え100マイル走を計画 NJの男性、エリス島からリバティベルまで

 ニュージャージー州エセックス郡在住の移民男性が8月9日、ニューヨーク市エリス島からペンシルベニア州フィラデルフィア市の独立記念館の近くに設置された「リバティベル(自由の鐘)」まで走る、「リバティ100マイル・ラン・フォー・イミグランツ」を計画している。米自由人権協会(ACLU)が主催する移民の権利擁護プロジェクトへの寄付金集めが目的。amニューヨークが報じた。
 エセックス郡モンクレアに住むダン・ジマーマンさん(53)は南米チリとカナダで育ったポーランド系の移民。米国には10年前に移住した。ジマーマンさんは、トランプ政権の移民政策の下、メキシコ国境の移民収容施設に収容されている不法移民やその子どもたちの現状と収容施設の劣悪な環境を憂慮。自身の54回目の誕生日であるこの日に、移民の歴史と建国精神の象徴である2カ所の間を走ることを思い付いたという。出発は午前5時。100マイル(約161キロ)以上の距離を24時間かけて走る。
 寄付金の目標額は5000ドル(約54万円)で、19日の時点で1944ドル(約21万円)が集まっているという。ジマーマンさんによると、これまでに約10人が同マラソンへの参加を表明しているが、ジマーマンさんはさらなる参加者を求めている。
 マラソンのルートは、ジマーマンさんのインスタグラム(@dzimerman)で確認できる。

ジマーマンさんのインスタグラム
(@dzimerman)より