10〜11日の週末にかけて、ニューヨーク市内各地でも大小問わずさまざまな追悼イベントが催された。
11日、マンハッタン区の繁華街タイムズスクエアではニューヨーク混声合唱団による街頭募金が行われた。同団体は被災地から遠く離れたニューヨークの街から〝私たちにできること〟に着眼。コーラスを披露することで、震災発生直後から定期的に街頭募金に取り組んできた。
また同日、クーパーユニオンで開催された日米演劇界を代表するアーティストらによる朗読会「SHINSAI: Theaters for Japan」では、被災者を襲う重度の心労や、原発がもたらす恐怖などについて表現。米国出身のある男性観客は「先進国である日本があのような大震災に見 舞われたなんて未だに信じられない、映画のよう」と話す。また、「震災と津波により尊い命が奪われただけでなく、原発対策が万全でなかったために多くの二 次災害に見舞われた。われわれはこのような惨事を二度と繰り返さないためにも、歴史から学ばなければならない」と述べ、インディアンポイント原発の在り方 を疑問視した。