帰ってきた「パスティス」が好評 NYTで2つ星獲得 

 マンハッタン区ミートパッキング地区に6月、再び開店したフランス料理店「パスティス」が好評だ。ニューヨークタイムズは13日、レストラン批評を担当するピーター・ウエルズ記者の記事を掲載、「前店よりも秀逸」と2つ星を付けた。
 パスティスは、著名シェフのキース・マクナリーさんが1999年にオープン。98年から2004年まで続いた人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で主人公たちが足しげく通う店として有名となり、観光スポットの1つといわれるほど繁盛した。しかし14年に突然閉店していた。
 同紙によると、新しい店は「やり手」のレストラン仕掛け人、スティーブン・スターさんが運営面で加わって再出発。ウエルズ記者は、「味も盛り付けも素朴だが、十分満足できる」と褒めている。前店で人気だったオニオンスープやガーリックバターたっぷりの「肉厚のエスカルゴ」も健在。サービスも「堅苦しさが抜けた」と評価した。
 キッチンを任されているのはスターさんがワシントンDCの人気レストラン「ル・ディプロメーテ」から連れてきたマイケル・アブトさん。ウエルズ記者は「これで前店よりも秀逸なことが保証された」と太鼓判を押している。

蒸したスズキに旬の野菜を散らした「ブランジーノ」36ドル。パスティスの公式インスタグラム(@pastisnyc)より