富豪デービッド・コーク氏死去 メット美術館などにも大口寄付

 米企業グループ「コークインダストリーズ」の副社長、デービッド・コーク氏が23日亡くなった。79歳。各メディアが報じた。
 兄で同会社の会長兼CEOのチャールズ氏の声明によると、コーク氏は27年前、末期の前立腺がんと診断されていた。慈善家としても知られ、リンカーンセンターの旧ステートシアターは同氏の寄付で改修、コークシアターと命名。メトロポリタン美術館のコークプラザも、寄付主である同氏の名をとった。富豪の両者は「コーク兄弟」と呼ばれ、共和党への大口献金でも知られる。

コーク氏=2015年(photo: Gage Skidmore)