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【カイロ共同】エジプトのスエズ運河で座礁したコンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)の離礁作業で、スエズ運河庁は27日、船体を安定させる「バラスト水」約9千トンを抜き、移動を容易にしたと発表した。作業を手伝うオランダの企業は、28日にも大型のタグボートを派遣して支援を増強し、週前半の離礁を目指す。
スエズ運河庁は23日の座礁発生以来、船首を埋める土砂を取り除くしゅんせつ作業を行いつつ、満潮を利用して船をけん引する手法を取ってきた。ただ正栄汽船が目標としていた27日の離礁は実現せず、打つ手は限られてきた。
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