ナンバープレートのデザイン決定 NYの風景描いた作品

 ニューヨーク州陸運局(DMV)は6日、州で来年4月から採用される車両用ナンバープレートの新たなデザインを発表した。候補5作の中から投票で選ばれたデザインは、ナイアガラの滝から自由の女神、マンハッタンの摩天楼までの景色が描かれたもの。ラテン語で「優れた」を意味する州の標語「エクセルシオール」も添えられている。
 amニューヨークがDMVの話として報じたところによると、デザイン候補5作に投じられた総投票数はおよそ32万5000票。選ばれたデザインは、このうち49.7%を獲得した。
 クオモ知事の方針では、10年以上使用したナンバープレートは交換が義務付けられる。手数料は25ドル(約2700円)。しかし、これは州民にプレートの交換を強いることで手数料を納めさせる不当な「税」だとして、批判が相次いでいた。
 8日付ウォール・ストリート・ジャーナルによると州には現在、10年以上使用されたプレートが300万枚以上ある。来年4月から2年間で全てのプレートの交換が行われた場合、州は7500万ドル(約80億円)以上の手数料を得る。一方で、知事はキャッシュレス通行料の徴収システムに対応するためには交換は必要であると説明。プレートの業界標準耐用年数は10年間であることも強調し、交換の正当性を説いていた。