ブロードウェー、異色作が好調 読心術ショーやヒップホップなど

 ブロードウェーで、ミュージカルや演劇など伝統的な演目ではなく、異色作が上演され、それぞれ好評を博している。ブロードウェーの新しい潮流をウォールストリートジャーナルが16日、報じた。
 15日に開幕した英国の読心術師で奇術師のダレン・ブラウンによる「ダレン・ブラウン:シークレット」は、英国ロンドンのショービジネスの中心、ウエストエンドの劇場でチケットが完売したショー。今回がブロードウェー初進出で、プレビュー6公演を含む先週の7公演の集客率が94%と好調だ。先週からプレビューが始まったヒップホップと即興演奏を融合させた「フリースタイル・ラブ・シュープリーム」は、人気ミュージカル「ハミルトン」の作曲家、リン=マニュエル・ミランダと演出家のトーマス・カイルらが合作した意欲作。プレビュー4公演の集客率は89%だった。
 過去1年間には、ランフォンテーヌ劇場で行われた大御所歌手のバリー・マニロウやコメディアンのデイブ・シャペールのショーが好調で、シャペールは10公演を完売した。
 非劇場型のパフォーマンスが上演される傾向について同紙は、2018年12月までの14カ月間、連日チケットを完売し、1億1300万ドル(約122億円)を売り上げたロック歌手のブルース・スプリングスティーンの成功によるところが大きいと指摘している。

「ダレン・ブラウン:シークレット」の公式ツイッター@DerrenBrownBway)より

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